『また、同じ夢を見ていた』 ★★★★★
前回に続いて、もう一冊読みました。
今回は
住野よる『また、同じ夢を見ていた』(双葉社・2016)
です。
この著者は他にも『君の膵臓をたべたい』という有名になったお話も書いている方です
感想から言いますが、本当にいい小説でした。
感動もありますし、ホッコリする小説でもあります。
この小説は、小学生の女の子が「幸せとは、なんなのか」という事を探す物話です。
アバズレさんというお姉さん、南さんという不思議な高校生、優しいおばあちゃん、「ナー」と鳴く尻尾の短い黒い友達。
この人達と出会っていく中で、考え方を成長させていきます。
主人公の女の子は、周りより賢いため自分以外の人を馬鹿にしたように見てしまう傾向がある子です。
しかし、賢いからこそ、見えていない事があるんだと再確認できるような話です。
僕は、最初の方を読んでる時「随分賢い小学生だな」と思いました
僕が小学生の時なんて、友達とドッチボールしながら鼻水垂らしたり、道端に咲いてる花の蜜を吸って遊んでましたからね……
純粋な子供だからこそ思える事があるんだなあ。と改めて思いました
物語の中盤を過ぎたあたりで、だんだん点と点が繋がってきて鳥肌がすごかったです
「君の〇は」みたいな話が好きな方にはかなりオススメできます
「小説読むのめんどくさーい」とか「長い話はちょっと…」という人でも充分読める分量です
小分けにして読んだとしても、3日あれば余裕でしょう。
本当に、面白い話でもあり、ちょっと虚しいような寂しいような感情にもなったり、ホッコリできるような物語です。
全ての人にオススメの一冊と言えます
是非是非読んでみてください!!!!!!
なんか暇だなー、つまらないなあ…という方に強くオススメします!
また、同じ夢を見ていた (双葉文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/4575521256/ref=cm_sw_r_cp_api_i_pkpGCbKSDJMC6