大学芋日記

ジャンルは問わない自由型

八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。★★★★★

受験も終わりめっちゃくちゃ暇です…

時間もあるのでまた本を買ってきて読みました
今回は
天沢夏月『八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。』(メディアワークス文庫•2017)
です

前回読んだ、『また、同じ夢を見ていた』と同じくらい素晴らしい物語でしたよ
いや…もしかしたら上回るかもしれないです

この小説は恋愛ストーリーですが、同時に何か別の大切な事について考えさせられる本です
過去と現在で分けて書かれているので非常に読みやすいです
話としては、交換日記を題材としたものです


1週間くらいかけて読もうかなと思ったんですが、物語の半分を超えたくらいから止まらなくなって結局3日くらいで読み終わってしまいました


いや〜、久々に泣きました…
僕自身、映画とか本とかで泣く人の気持ちってよくわからないなと、今まで思っていたんです。

なんですかね?ちょっと老いたんでしょうか
最後の方はもうボロボロ泣きました


どうしてもこういう人の死に関連した本って重たい感じがして、敬遠しがちな人がいると思うのですが、この本はとてもいいですよ。


感想としては、ただただ切ないなっていう感じです
特に後味が悪いとか、そんな事はないです。
しかし、胸がグッと締め付けられるような感覚になります


どうにもならない苦しさだったり、誰に当てつければいいのか分からない悔しさ、圧倒的な無力感

僕は読みながら、主人公はそんな感情なのかなと思いました


笑える本がいい!うぇい!
みたいな方にはあまりオススメはしませんが
ファンタジーやSF系の話が好きな方なら上手くハマると思います。

なんかよく分からないけど泣きたいとかいう方にもオススメですよ

中・高生くらいならイメージもしやすいのかなあ?って思ったんですけど、案外大人の方でも読めると思いました


失った青春をこの本で取り戻しましょう!!!🍺

八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。 (メディアワークス文庫)


おそらく書店のほうが安く売ってます


お題「今日の出来事」